紙とデザイン

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株式会社「竹尾」創立100周年記念「紙とデザイン」という本を、朝・夕の通勤時間で読んでいる。竹尾のファインペーパーの50年の歴史の中で創られてきた様々な紙50種を50人のデザイナーがそれぞれの思い入れを込めて書き下ろしてあり、途中時代ごとのグラフィックデザインの流れなどもあり、なかなか味わいのある本である。
新・旧様々な紙の種類があるが、その紙ができた時代、場所、タイミングetcにより少し前の時代にはよいとされてきた紙も、現代の感覚には古くさく感じたり、その「古さ」がまた味わいを含んでいたりして、新鮮さを感じさせたりもする紙種もある。
このことはデザインのことにも言える。アールヌーボー、アールデコetc流線型の形が目新しい時代にはみなこぞって、そのラインが氾濫し。その後のバウハウス、デ・ステイル、未来派、キュビズム、アバンギャルド、シュールレアリズetc20世紀初頭の幾何学形態をデザイン言語とした時代には、その形が巷には新鮮に映る。
現代の情報過多の時代には視覚情報においても取捨選択がデザインの大前提にもあり、周りの環境との兼ね合いからもシンプル、ミニマムなデザインが映えて見えたりもする。
昨今の生活速度が著しく早い時代におけるスローライフというのも、情報過多(混沌)の中のシンプルと似た感覚かもしれない。
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